バランスボールで行う「スクワット」は、バランスボールを背中と壁の間に挟んでスクワット動作を行います。一般的なスクワットが上体を前傾するのに比べてバランスボールスクワットは上体を立てて行います。そのため、太もも前側の筋肉・大腿四頭筋により刺激が加わります。
鍛えられる筋肉
第1ターゲット ・・・ ■大腿四頭筋(太もも前面) ■大臀筋
第2ターゲット ・・・ ■ハムストリングス(太もも裏)
種目解説
スクワット/バランスボールは、「壁と背中の間にボールをセットし、爪先をやや外側に開いた姿勢から膝を曲げ上体を下ろす」動作により大腿四頭筋をメインに、ハムストリングス、大臀筋の引き締め、強化を目指す下半身トレーニングです。
太ももの引き締め、筋力アップ、脂肪燃焼、太ももラインの調整、ハムストリングスの強化によるヒップラインの調整、ヒップアップなどに効果が期待されます。
一般的なスクワットがバランスをとるために前傾して動作するのに対し、バランスボールで行うスクワットは背中側が支えられているので、比較的上体が立った状態(※)で動作します。
(※)近いフォームで行う筋トレ種目に、バーベルを前に担いで行うフロントスクワットがあります。
前者の前傾して動作するスクワットは、股関節を起点に動作(股関節スクワット)するため、ハムストリングスにより刺激が加わりまずが、後者のバランスボールスクワットは膝関節を起点に動作(膝関節スクワット)するため、大腿四頭筋により刺激が加わります。
脚を少し前に出して体をバランスボールに完全に預ける姿勢で行うとさらに大腿四頭筋に対する刺激が増します。
このように同じスクワットでも関節の動きの違いを利用して、刺激に変化をつけることができます。
通常のスクワットとバランスボールスクワットを使い分けるようにしてみるのもよいでしょう
ポイント
- 膝を曲げ、ゆっくりと上体を下ろす
- 元の姿勢に戻る時もブレーキをかけながらゆっくりと戻る
- 背中が丸まらないように胸を張り、背筋を伸ばした状態で行なう
- 太ももが床と平行になるまで膝を曲げる
- 太ももの筋肉が使われていることを意識する
目標回数
10~20回×2~3セット