1日のうち、特定の時間に筋トレをやらなければ十分に効果を得ることができないと言ったことはありません。

換言すれば、時間帯によって、筋トレ効果に大きな差が出ると言ったことはないのです。

これでは話が終わってしまいますので、あえて挙げるとするなら、体温が上昇し交感神経の働きが活発になる昼食後2時間から夕方にかけての時間に行なうのがベストだと言えます。

ただ、こだわる必要はありません。一番大切なのはリズムを保つことです。

朝なら朝トレーニングを継続し、夜行なうのであれば、できるかぎり同じ時間帯に合わせるようにしましょう。

基本中の基本は”継続”

効果を最大化するための基本中の基本は、筋トレを継続することです。

トレーニングの時間帯については効果を引き出す要素としては優先度は高くないのです。
(とても疲れているときに筋トレをするなど、パフォーマンスが十分に出せない時に行うのは効果に影響が出るでしょう)

継続しなければ、いくら優れたトレーニングプログラムを組んでも十分に効果を上げることができません。

例えば、筋肥大を目標とするなら、同じ部位のトレーニングを2~3日空ける形で筋トレ計画を立てるようにします。

そして、筋肥大トレーニングなどでは、休んでいる間に別の部位をトレーニングすることになります。

疲労度と質の高いトレーニングをするためには、日ごとに細かく部位を分ける分割法を適用し、実質的に週5~6日トレーニングすることになるでしょう。

上半身と下半身でトレーニング日を分けるなら、週4回程度が想定されます。

筋トレを始めて間もなければ、フォームの習得と筋肉を徐々に鳴らしていくことになりますので、各部位1セットずつなど負荷を低めにして行います。
初心者のトレーニング頻度(スケジュール例)

この場合は、1回のトレーニング全身を鍛える方法を採用しても疲労は大きくなく、トレーニングの質を保つことができるでしょう。

ただ、中~上級者の筋肥大トレーニングになると中~高負荷トレーニングを行っていくことになります。
この場合は、細かく部位を分けてトレーニングしていかないと、トレーニングの途中で集中力が欠如し、質の低いトレーニングになってしまうことがあります。

もし、疲労の回復を見込んで時間をたっぷりと取れるなら、1回のトレーニングで全身行ったり、上半身と下半身で分けることは有効であると言えます。

1日に取れる時間が限られている場合は、細かく部位を分けてトレーニングしていく形の分割法が現実的であり、最も効果を引き出す方法となることでしょう。