「スピネーション」は前腕伸筋群にある撓側手根伸筋および回外筋を鍛えることができる筋トレ種目です。手首を内側にひねった状態でダンベルの端を握り、手首を返してダンベルの先端を上下させることで撓側手根伸筋・回外筋を鍛えることができます。
動画はプロネーションとなっていますが、スピネーションの誤りです。また、鍛えられる筋肉は円回内筋ではなく、撓側手根伸筋と回外筋になります。
鍛えられる筋肉
第1ターゲット ・・・ ■撓側手根伸筋(前腕伸筋群)・回外筋
※撓側手根伸筋は、長撓側手根伸筋と短撓側手根伸筋を指し、手の甲を上に向けた時、前腕の外側に位置し、手首~肘までをつなぐ
※回外筋は、手のひら側を上に向けた時、前腕の上部外側に位置します。触ることはできません。
種目解説
スピネーションは、「ベンチに片腕を置き、手の甲を上に向けた形でダンベルの端を握って手首を回転させる」動作により撓側手根伸筋・回外筋の強化を目指す腕トレーニングです。
撓側手根伸筋は、スポーツで言えば、テニスのバックハンドで働きます。
回外筋は、野球でカーブを投げるときに働き、またネジやフタを締め付ける(時計回りに回す)ときに働きます。
手首の強化、前腕の引き締め、脂肪燃焼などに効果が期待されます。
手首を回転させダンベルを引き上げる時、前腕外側の筋肉が使われていることをしっかり意識することが大切です。
ポイント
- 前腕外側の筋肉を意識して、ゆっくりとダンベルを引き上げる
- 戻す時は、ストンと勢いで下ろさず、ブレーキをかけながらゆっくりと手首を回す
- 動作中、前腕の外側の筋群を意識する
目標回数
左右各15~20回×1~3セット